フリーランス二年生として

目次由美子

この春でフリーランスとして二年目を迎えました。一年目は目まぐるしく過ぎて行きました。孤独な戦いを繰り広げている気分になったこともありました。翻訳作業の実務のみでも容易ではないのに、セミナー受講などの勉強、情報収集、新規顧客の開拓、経理業務、契約業務などを自ら行うというのは、想像していた以上に大変でした。また、自らの責任の重さや、なすべき判断の重要さ、作業時間の貴重さを痛感する機会にも恵まれました。「信用」とはなにか、信頼を得るためにはなにをしなければならないか、疑うとはどういうことか。目を背けたい現実と向き合わねばならないこともありました。逃げ出したいことだってありました。プロ意識や理想を抱えながらも、自らの生活を成り立たせなければならないという現実との狭間で、もがき苦しんだりもしました。JATやSNSなどを通じて得る情報の大切さを改めて認識し、深く感謝することもありました。TACなどのボランティア作業を通しても多くのことを学び、芳しい結果が得られないこともありましたが、ご支援くださる方たちのありがたさを身に沁みて知りました。

二年目を迎える少し前に新しい業務を開始しました。これによって、仕事の取り組み方がまた大きく変わりました。そして、これにもまたご縁を感じました。人と人とのつながりによる業務の成立を実感しました。ランゲージテクノロジーが適正に活用されるようにという大きな目標がぶれることはありませんが、翻訳に向き合う新たな角度がもたらされました。

ある大きなタスクを終えたとき、「You're a star!」と言葉をかけてもらったことがありました。これは私にとって最高の褒め言葉として響きました。今後もさらに努力を重ね、翻訳ビジネス界に光を放つ存在でありたいと想いを新たにし、今日も精進しております。