ケアンズで開催されたIJET-30のJATPATENTのセッションには、オーストラリア、シドニーのシェルストン特許事務所の商標弁理士の大田正子先生をお招きして、オーストラリアのIP事情や商標についてお話していただきました。NAATIの資格をお持ちの先生に、今回は講演をお願いしました。お忙しい中、シドニーから来ていただき、とても感謝しています。

セッションでは、オーストラリアの経済の紹介、知的財産権の概要、商標の詳細、そして先生のオーストラリアでの仕事の話をしていただきました。

オーストラリアの知的財産権の話の中では、オーストラリアのイノベーターを紹介していただきました。オーストラリアの発明者の一人は、水不足を解消するため開発されたdual-flush water system(水洗トイレの流す水の量を多め、少なめに調節できるシステム)を発明したBruce Thompsonでした。国の水不足の問題も解消できる発明はとても合理的だと思いました。オーストラリアには本当に沢山の発明者がいらっしゃることを知りました。

先生のご専門の商標については、詳しくお話いただき、とても勉強になりました。どのような商標がその国や言語にとって良い商標なのか、またどのような商標だとその国や言語に適さないのかなど、具体例をあげて解りやすく説明していただきました。

個人的には、音声の商標が興味深いと思いました。先生が流してくださった音声商標はとても有名なもので、聞くとすぐに会社名などを連想できました。私達の生活の中にある商標にとても興味を持ちました。

また、オーストラリアで有名なゴルフティーに付したユーカリの匂いの匂い商標のご紹介がありましたが、時間が無く、先生がお持ちになっていただいたゴルフティーを皆様に見せることができませんでした!匂い商標はとてもリラックスできるもので、生活にもっとあったら良いなと思いました。

今回は商標について詳しく聞くことができ、とても勉強になりました。大田先生本当にありがとうございました。

(JAT PATENT小林優子)

IJET-30で大田先生

JAT会員とIJET-30参加者は発表資料をご覧できます https://ijet.jat.org/sessions/session/ip_in_australia(ログイン要)。