Prof. Mami Hiraike Okawara
5 March 2011

日弁連裁判員制度実施本部に設けら れた法廷用語日常語化プロジェクトで交わされた議論(「反抗の抑圧」について)を例に挙げて、法律家のことばの捉え方と非法律家のそれとの違いについて紹 介しました。それを踏まえて、司法界で使われていることばを、一般市民がどのように理解するのかについて話しました。次に、司法界のことばを、①法律用語 (「合理的疑い」、「天然果実」、「各自」、「責任無能力」等)、②法曹慣習語(「然るべく」)、③媒介語(マスコミ語、「容疑者」、「婦女暴行」)に分 類して説明しました。それから、法律用語を中心に、さらに、分類して解説しました。これらの司法界のことばについて、なぜ、司法関係者がこのような言葉を 使っているか、その理由についても参加者と意見交換しながら、検討を加えました。

2010年10月に開催された世界的な平易法律言語化団体であるClarityの国際会議において法廷用語日常語化プロジェクトの結果について講演しました。

大 河原眞美氏は高崎経済大学大学院地域政策研究科長・教授、法と言語学会会長、前橋家庭裁判所調停委員、群馬県労働委員会公益委員を務める。法律用語につい ての研究を中心に行っている。大河原教授はオーストラリアのシドニー大学で法廷言語学の分野の博士号(PhD)を取得している。

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