エンジニアのための英語プレゼンテーション超克服テキスト

著者: 平井 通宏

出版社: オーム社

出版年月: 2007年 2月

この本は、日本の大手電機メーカの大型コンピュータ輸出に22年間たずさわり、世界5大陸40ヶ国で総計1,100回を越えるプレゼンテーションを英語で行ってきた筆者が、自らの経験に基づきまとめた入魂の書で、日本人技術者向けのプレゼンテーション・ガイド兼自習書です。最近多く発行されている先達の優れた類書を研究の上、次のような特徴を打ち出し、第一線のエンジニアにとって真に使いやすく頼りになる、英語技術プレゼンテーション参考書の決定版を目指しました。

・いざ本番というときに検索しやすいように、ナビゲータ式索引を用意

・実績に裏打ちされた、類書以上に具体的なノウハウを豊富に満載

・現実味のあるプレゼンテーション模範例を提供

・テクニカル・ライティングとの類似点・相違点を分かりやすく解説

・各種説明表現をパターン化して掲載

・実務で実際に遭遇する活きた表現を厳選

・英語資格検定42冠*(本書刊行 2007年 2月当時)(「日本一ネット」

(http://www.nippon-1.net/)にて日本記録認定)を取得している筆者の英語および技術の知見と、英語教師(技術英語担当の大学教師)としての経験を効果的に結合

*) TOEIC満点、TEP 1級、工業英検1級、ほんやく検定1級、通訳案内士、TOPEC エンジニアリング・レベル1、TOPEC IT レベル1を含み、最上級42件

・技術士(情報工学)の知見および異文化面考察による裏づけ

・プレゼンテーション・ツアーがらみの楽しいエピソードを満載

この本は3部から構成されています。第1部は、プレゼンテーションのガイドラインで、技術者だけでなくほぼすべての職種の人が普遍的に使えるノウハウおよびルールを解説しています。これらは、英語だけでなく、日本語のプレゼンテーション作成にもほぼ共通に適用できます。第2部は、プレゼンテーションで使う英語を、特に技術的表現に焦点を当ててまとめたものです。第3部は、具体的なプレゼンテーションの例を、スクリプト(台詞)つきで示し、実務にたずさわる人の参考に供します。

経済のグローバル化が進む今日、英語でプレゼンテーションを行う機会がますます増えており、本書はそのニーズに充分応えるものです。