Prof. Mami Hiraike Okawara
5 March 2011

日弁連裁判員制度実施本部に設けら れた法廷用語日常語化プロジェクトで交わされた議論(「反抗の抑圧」について)を例に挙げて、法律家のことばの捉え方と非法律家のそれとの違いについて紹 介しました。それを踏まえて、司法界で使われていることばを、一般市民がどのように理解するのかについて話しました。次に、司法界のことばを、①法律用語 (「合理的疑い」、「天然果実」、「各自」、「責任無能力」等)、②法曹慣習語(「然るべく」)、③媒介語(マスコミ語、「容疑者」、「婦女暴行」)に分 類して説明しました。それから、法律用語を中心に、さらに、分類して解説しました。これらの司法界のことばについて、なぜ、司法関係者がこのような言葉を 使っているか、その理由についても参加者と意見交換しながら、検討を加えました。