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日本の法令の文言は、その立案の過程で、細心の注意を払って選ばれます。そして、日本は制定法令を重視する大陸法システムを採用しているため、法令の文言は、全ての法的文書にとって大変重要な意味を有しています。そのため、法的文書を翻訳する者にとっても、法令の条項の意味を正確に理解することが重要です。そのための最善の方法は、日本における立法のドラフティングに関する基本原則を把握し、どのようなフレーズがどのような法的効果をもたらすことを意図して用いられるかを理解することです。

このワークショップでは、日本の法的テキストの背景の意味を理解するための基本的なキーポイントについて説明するとともに、簡単なドラフティングの練習を行う機会を提供しました。このワークショップは全ての参加者に公開され、参加の前提として、法的知識や法律文書の翻訳の経験は問われませんでした。

 

講演者略歴:
鈴木將文

名古屋大学大学院法学研究科教授(知的財産法)。1958年生まれ。東京大学法学部卒業、ハーバード・ロー・スクール修了(LL.M.)。1981年から2002年まで、主に通商産業省(現・経済産業省)で、通商政策、知的財産政策、エネルギー政策などを担当し、法令の制定作業にも携わる。日本の司法修習修了、米国NY州弁護士。2002年から現職。