日付:
2015年4月18日
時間:
1:30 午後 - 4:30 午後

2015年一発目のTRAC定例会となる今回は、マックリース・ダニエル氏を仙台にお招きして、2つの議題についてディスカッションをします。その議題とは、翻訳者であれば誰もが直面する「自分データ管理」と「翻訳メモリ」についてです。

前半 ‐ 悪魔は「データ」に宿る
最適なレート?作業量?自分の時給って実際いくらなんだろう?
このセッションでは、講師のマックリース氏が、フリーランス翻訳者にとって有益なデータの種類とその使用方法を明らかにしながら、そんな質問にお答えします。さらに、各種レート(速度、文字/ワード換算レート、クライアントへの請求額からの逆算ではない本当の時給および1文字単価)の決定、請求できない作業時間の特定とレートへの反映、これらの情報(データ)または管理不足による落とし穴、不安定な仕事量と収入への対処方法などに関する見解もご紹介。
具体的には、1. どんなデータをどのように記録するのか、2. フリーランス翻訳者が自身の価値に見合った対価で生計を立てるためには、堅実なデータ管理がどれほど大切か、3. 周期的にそれらを確認することで、一生懸命働いた先の未来を明るいものにできる、ということをマックリース氏がお伝えします。

後半 ‐「翻訳メモリ」を利用すべきかすべきじゃないか、それが問題だ。
これは「長年の懸案」ですね。このセッションでは、翻訳メモリ(TM)ソフトウェアを使用すること(または使用しないこと)についての対話を行います。6年間の翻訳者生活で一度もTMソフトウェアを使用してこなかったマックリース氏は、ここ一週間で様々なTMソフトウェアを使ってみた感想となぜこれまで使ってこなかったのかの理由を皆さんとシェアする予定です。一方、もう一人の講師ダーギー・ダグラス氏は、一つのTMソフトウェアを長年愛用してきましたが、ここ一年で他のソフトウェアも試し中。TMソフトウェアを使用する利点とTrados沼へ飛び込むかどうかの決断に関するお話をシェアする予定です。

講師プロフィール:
マックリース・ダニエル ‐ 米国翻訳者協会(ATA)認定の日英翻訳者と日英通訳者。米国プロ野球のメジャーリーグで6年間随時通訳、ライター、スカウトを務めていたことが翻訳業を始めたきっかけ。一般的なビジネス、観光、法律、スポーツなど幅広い分野の翻訳・通訳に取り組みつつ、Translation Business Systems Japan株式会社にて通訳事業の展開、プロジェクト管理も行っている。ミツバチの飼育、妻と一緒に岡山県内外の美しい自然を堪能することが趣味。

ダーギー・ダグラス ‐ 翻訳歴6年の仙台在住日英通訳・翻訳者かつTRAC代表。自動車、開発支援プロジェクト関連の案件を中心に翻訳。

セッション中の発表は英語で行われますが、プレゼンのスライドやお渡しする資料は日本語になります。

会場にはお菓子などの軽食も用意する予定です。さらに、定例会の後にはネットワーキングディナーもあります。席に限りがありますので、定例会および/またはネットワーキングディナーに参加されたい方は4月15日までにTRACへ参加の旨をご連絡ください。

JAT会員でない方、東北にお住まいでない方も奮ってご参加ください。会場でお会いできることを楽しみにしてます!

日付:2015年4月18日(土)
時間:13:30~16:30
会場:仙台市情報・産業プラザネットU(AERビル6階)セミナールーム1
定員:20名
参加費:JAT会員1,500円、一般2,500円
ネットワーキングディナー:17:00~(参加をご希望の方は必ず4月15日までに出席の旨ご連絡ください)