日付:
2014年5月17日
時間:
2:00 午後 - 5:00 午後



オーストラリア大使館で長年翻訳通訳官を務めておられる平澤和行氏をお招きし、「翻訳と通訳:外交的な視点から」と題したセミナーを開催します。
大使館で翻訳・通訳にたずさわる方から現場のナマの声がうかがえる、またとない機会です。ご参加をお待ちしております。(本セミナーは日本語で行われます。)

講師:平澤和行
開催日:2014年5月17日(土)
時間:14:00~17:00
開場:13:30 講演開始:14:00
会場:フォーラム8(http://www.forum-8.co.jp/access/index.html)
所在地:東京都渋谷区道玄坂2-10-17(渋谷駅徒歩5分)
電話番号:03-3780-0008
参加費:JAT会員・・・1,000円 / 非会員・・・3,000円(事前申込不要)
※ 会費改定の詳細はこちらをご覧ください。
http://jat.org/ja/news/show/change_in_tac_seminar_attendance_fees/
交流会:17:15~(交流会も事前参加申し込み不要。セミナーの受付にて参加申し込み・支払)
交流会場所:B.Y.G (http://www.byg.co.jp/access/index_access.html)
所在地:渋谷区道玄坂2-19-14 電話:03-3461-8574
交流会参加費用:2,000円(飲み物別料金)
問い合わせ:[email protected]

【セミナー概要】
大使館で通訳と翻訳に従事する際、まず大使館職員としての自らの立場をわきまえることが何よりも重視されます。大使館員の場合、自分が仕える国の国益を第一に考えなくてはなりません。しかし何が国益なのかは、その時々の国益にかなう事柄に留意することが必要となります。

翻訳の場合、特に大臣のリリース発表等は、原文が外交的に練り上げられている場合が大半です。このため原文が発表された背景をよく理解し、その上で、読み手に内容を誤解する余地を与えないよう、正確に、かつ簡潔に伝える必要があります。

通 訳では、もちろん正確さが第一ですが、食事会などでは話題の範囲が幅広いことが予想されるため、日頃から絶えず様々な事柄にアンテナを張っておく必要があ ります。参加者の関心がどこにあるのか、常に注意を払い、自身も会話の内容を楽しみながら聞けるようになれば理想的です。また、通訳者は、誰が会合に参加 するかにより、注目すべき事柄が変わることにも注意が必要です。

【講師プロフィール】
明治大学文学部卒業。映画宣伝会社に約10年間勤務した後、クイーンズランド大学に留学し、2年間の通訳翻訳修士課程を修了。帰国後の1999年より、オーストラリア大使館にて翻訳通訳官を務める。大使館が公開する大臣関係のスピーチ、プレスリリース等の翻訳を手がける他、大使館主催のレセプションやイベント等で通訳を担当。政治家らを含む食事会でのウィスパリング通訳も数多い。