日付:
2014年10月18日
時間:
2:00 午後 - 12:00 午前

平出隆の『猫の客』を翻訳してみないか―アメリカの出版社から依頼を受けた時、エリック・セランドは快くそれを引き受けた。平出氏は古くからの友人であり、30年もの間、この詩人の難解な詩の翻訳に取り組んできたからだ。今回の作品は軽快で内容も簡単だ…。ところが、他の(ほとんどの)翻訳の仕事同様、その思惑は外れた。とても簡単などとは言えない。さらに出版後は、思いもかけない結果が待っていた…。

思いがけず大成功となった今回の翻訳を手がけたエリック氏が、その体験を語ります。出版社とのやりとり、アドバンス(印税前払金)、印税、編集者への対応など、翻訳者と出版社との間で生じる問題、編集前後に伴う作業、訳注をつける是非、「翻訳調」の対極に位置する「自然な文体」など、訳文作りで頭を悩ませる問題、さらには読者の様々な反応や多様な解釈という、翻訳者がコントロールできない問題についてお話しくださいます。
(今回のセミナーは英語で行われます)

講師:エリック・セランド
開催日:2014年10月18日(土)
時間:14:00~17:00
開場:13:30 講演開始:14:00
会場:フォーラム8(http://www.forum-8.co.jp/access/index.html
所在地:東京都渋谷区道玄坂2-10-17(渋谷駅徒歩5分)
電話番号:03-3780-0008
参加費:JAT会員・・・1,000円/ 非会員・・・3,000円(事前申込不要)
※ 会費改定の詳細はこちらをご覧ください。
http://jat.org/ja/news/show/change_in_tac_seminar_attendance_fees/

交流会:17:15~(交流会も事前参加申し込み不要。セミナーの受付にて参加申し込み・支払)
交流会場所:B.Y.G (http://www.byg.co.jp/access/index_access.html)
所在地:渋谷区道玄坂2-19-14 電話:03-3461-8574
交流会参加費用:2,000円(飲み物別料金)

お問い合わせ:[email protected]

【講師プロフィール】
30年以上にわたって日本のモダニズム詩人と現代詩人の英訳に携わり、多数の論文誌や詩集に掲載される。最新の著作は詩集Arc Tangent(Isobar Press, Tokyo, 2013)、その他The Condition of Music (Sink Press, 2000), Inventions (Mindmade Books, 2007), and Still Lifes (Hank’s Original Loose Gravel Press, 2012)など著作多数。平出隆『猫の客』の英訳版は2014年2月のニューヨークタイムズ・ベストセラー・リストに選ばれる。現在は20世紀日本のモダニズム詩人、アヴァン・ギャルド詩人のアンソロジーを編纂中。東京在住、経済レポートの翻訳も手がける。