はじめに


これは日本翻訳者協会(JAT)のメーリングリストに関する公式規則です(JAT規約細則の第9節も合わせて参照してください)。また、メーリングリストへのアクセス方法や、ご自分のアカウントの管理、英語ならびに日本語でのメールの送受信などの詳細情報については、FAQを参照してください。


まえがき:JATメーリングリストとは?


JATメーリングリストは、日本翻訳者協会(JAT)が提供する公式のメーリングリストです。JATの年会費を払った正規の会員だけが利用できるサービスで、一般の人は参加できません。


1. JATリストの目的


JAT-List

JAT-ListはJAT会員全員を対象としたメインのメーリングリストで、言語、テクノロジー、翻訳業界のトレンド、ハウツー等、翻訳や通訳に関する様々な問題の検討や情報の交換を主な目的としています。


JATの組織のあり方や運営方法に関するメッセージはJAT-Listでの議論には適していません。これまでに、こうした議論のやりとりに不平を訴えた会員も多く、中にはそのためにメーリングリストから名前を解除した会員もいます。


2. 適切なメールの形態


唯一の制限事項としてお願いしたいことは、JAT-Listでは和英翻訳に関する話題に限定していただきたいということです。JATメーリングリストでの議論に直接関係しているのでない限り、他のリストやUsenetニュースグループの情報をJATのリストに同時に投稿することは避けてください。このメーリングリストは言語を主旨としたものですから、粗野な言葉遣い自体がテーマになることもあります。その場合でも、礼儀正しく配慮しながら議論を進めるように心がけています。


「真実かつ公正」であれば何を議論してもかまいません。つまり、「某企業はこれまで支払いが遅く、滞りがちだ」とは言えても、「某企業ほど支払の悪い会社はない」とは言えません。


2.1. 翻訳会社の品定め (JAT-list)


翻訳会社の品定め(an agency check)をメールに掲載する際、できる限り具体的で詳細な情報を提示してください。その理由は以下の通りです。


  1. 翻訳会社には、よく似た紛らわしい名前がたくさんあるので、どの翻訳会社であるかを特定する必要があります。
  2. 悪評が出て姿を消し、別の名前で登場する翻訳会社もあります。電話番号や担当者名が分かれば、素顔を見破ることができます。

こうした問い合わせに答える側も「真実かつ公正」な姿勢を忘れないでください。あくまで自分の経験したことや確実な根拠に基づいて意見を述べてください。対象となる翻訳会社と仕事をしているJAT会員がいる可能性もあるからです。


2.2.本名(フルネーム)を名乗る


メッセージを送信する際は、JAT会員として登録した正式な氏名(フルネーム)を各メッセージの最後に明記してください。


3. 不適切なメールの形態

3.1. 会社名で載せない


JATリストはJAT会員専用で、個人しか参加できません。翻訳会社など企業で働いている人でも、会社名ではなく、個人名でリストに参加してください。


3.2 個人攻撃をしない


議論はおおいに結構です。活発に議論が展開されることは、JATリストの健全さの証明でもあります。しかし、議論が個人攻撃に発展しないように注意してください。他の会員の発言内容に対する批判はかまいませんが、発言者の人格を非難することは慎んでください。どうしても避けられない場合は、JATリストではなく、当事者同士の個人メールでお願いします。


3.3. JAT会員以外の人に投稿させない


JAT会員の中には、家族や同僚とコンピュータを共有している人もいるでしょう。しかし、JATリストに投稿できるのは、JAT会員だけです。


3.4. JAT規約細則第9節の規定を遵守する


4. メッセージ内容の責任と管理


JATリストは事前検閲(moderated)されておらず、個々の投稿内容は、JATリストの会員に配信する前にチェックされるわけではありません。検閲担当者(moderators)は配信された後でメッセージを読みますが、個々の投稿の内容については一切責任を負いません。JATリスト管理者が全リスト購読者に対して「真実かつ公正」なメッセージを投稿するように通達してあったにもかかわらず、個人の名誉毀損にかかわる発言が行われた場合、その責任はその発言者が負うものとします。JATリスト管理者の責任の範囲は、名誉毀損に関わるような事態が生じないように、この注意をリスト参加者全員に対して勧告することであり、それでJATリスト管理者は「その役目を果たした」と解されます。各投稿メッセージの末尾には各会員の責任に関する注意事項が追記されるようになっています。


5. メーリングリストの規則


JAT規約細則ならびにこの「使用上の注意」の規定は全JATリストに適用されます。違反者は一時的に投稿権を失う場合があります。その期間は違反の回数により次のように定められています。


初回の違反:2日〜1週間

2回目の違反:1週間〜1ヶ月

3回目の違反:理事会により、違反会員の会員権が再考されます。


上記の罰則について

罰則の程度については、リスト管理者の判断に委ねるものとします。


どの違反を1回と判断するかは微妙なところです。2回目の違反が、初回の違反から数日後あるいは数週間後に起こった場合には、勿論2回目と判断されてそれだけ厳しい罰則が課せられますが、ある会員が5年後に2度目の違反を起こした場合は、初回よりも厳しい罰則が加えられるとは限りません。これもリスト管理者の判断によります。


「使用上の注意」については、リスト管理者宛にお問い合わせください。