JATの皆様
今年もまた、役員選挙の時期が近づいてきました。
今回の選挙管理委員会は、川辺陽子(委員長)、ウェンディ・マックブライド、トーマス・カイザーの皆さんが委員となり、2012年度の役員選挙を実施します。選挙の詳細については今後、委員会の方からお知らせします。
ここに当会の細則(英文Section III 2.2. Election Procedure http://jat.org/bylaws#elections )に基づき、JATの現状について皆様にご報告します。
JATの会員数は現在日本の内外で479名です。会員名簿はhttp://jat.org/ja/translators、
当会の概要についてはhttp://jat.org/ja/what_is_jat/#historyをご覧下さい。
現在の役員(理事と監事)と担当業務です。
・岩田ヘレン: 理事長: e塾
・チャールズ・アッシュマン: 副理事長:ウェブマスター、モデレーター
・クリス・ブレークスリー: 理事:会員業務、JATLAW(その他SIG)
・セイコ・イートン : 理事:ウェブマスター補佐、会員業務補佐
・中道キャサリン: 理事:IJET(英日・日英国際翻訳会議)、PROJECT、関西地区活動委員会(KAT)
・姫野 幸司: 理事:広報、IJET補助、PROJECT補助
・木本 恵: 理事:東京地区活動委員会(TAC)、新人翻訳コンテスト、会計補助
・F・ウレマン: 理事:会計、出版、広報補佐
・フランク・モアヘッド: 監事
・佐藤 綾子: 監事
JATの現在のイベント、活動、委員会は以下のとおりです。
● イベント
様々なイベントを撮影したビデオはこちらでご覧になれます。
http://jat.org/ja/Videos/categories/27/
IJET会議
年1回、日本と英語圏の国とで交互に開催されている英日・日英翻訳国際会議です。2011年シアトルで開催されたIJET-22に続き、IJET-23は2012年に広島で、IJET-24は2013年にホノルルで開催される予定です。
* IJET-23実行委員会
大越正浩(運営委員長)、渕川陽子、楠カトリン、牧野一成、宮原美佳子、緒方亮、関根マイク、立花陽一郎
* IJET-24実行委員会
ドン・トッド(運営委員長)、クリフ・ベンダー、ジョージ・ブルダニオティス、アーロン・イスガー、リチャード・サドゥスキー、ベン・トンプキンズ、千桝靖、近藤郁子
PROJECT 国際翻訳セミナー
東京、大阪に続いて、2011年11月に名古屋で開催したPROJECTも大成功でした。次回開催についての提案を受付けています。
PROJECT名古屋実行委員会
リサ・ヒュー (委員長)、スチュワート・エアー、スティーブン・カーター、ミッチ・クラーク、ポール・ケーラー、スコット・メイソン、松尾譲治、信夫陽子、ギャレス・スウェイン
● 各地域の活動
プレゼンテーション、ワークショップ、パネルディスカッションなどのイベントを、東京で毎月、関西で年に数回開催しています。
* 東京地区活動委員会(TAC)
アリスン・ワッツ(委員長)、アンドルー・ウェルフォド、豊田麻友美、矢居勇作、スチュワート・エアー、キャシー・エベースト、ジム・ハバート、ウシャ・ジャヤラマン、ジュリアン・ロング、丸岡英明、大山ヴィクトリア
* 関西地区活動委員会(KAT)
中道キャサリン(委員長)、ジョージ・ブルダニオティス、千桝靖、梶木正紀、リチャード・サドゥスキー、ローワン・ホワイト
● 分科会(SIG)
JATLAW
法情報研究センター(JaLII)の協力のもと、法律・法務翻訳に関する研究会を年に数回開催しています。
* JATLAW委員会
キャロル・ローソン(委員長)、サラ・ブル、原田佐和子、カイル・ヒル、ティモシー・マラブル、トバイアス・ラッシュブルック
JAT Pharma (委員会設立準備中)
最近、有志数名から、医薬翻訳委員会の設立案が理事会に提出され、準備を進めているところです。
● 翻訳スキルアップのための活動
* JAT新人翻訳者コンテスト:英日部門と日英部門があり、2004年から毎年実施されています。今回の第8回コンテストには、英日部門に83人、日英部門に35人の応募がありました。第一次選考は、安達眞弓、青野孝彰、ジョージ・ブルダニオティス、岩田香、ノラ・スティーブンス=ヒース、佐藤幸浩、最終審査は千桝靖、ジム・デービス、藤村聖志、石原ゆかり、マルコム・ジェ-ムズ、ケン・ワグナーの皆さんが担当しました。結果は3月上旬に公表予定です。
* e塾:会員を対象にオンラインで翻訳添削指導を行うものです。生徒3人が1つの課題文に1-2ヶ月にわたって取り組み、ベテラン会員から指導を受けます。第4回のセッションのコーディネーターはザッカリー・ブレーバーマンで、ジェレミー・エンジェル、ジェレミー・ウィップル、山川修一の皆さんの協力を得て、間もなく終了します。
● 出版
JAT製薬専門日英翻訳ハンドブック
JAT会員は、以下から無料でダウンロードできます。
http://jat.org/ja/news/show/jat_pharma_handbook_now_available
紙版のハンドブックは、5,000円です(郵送料込)。
ハンドブックの作成にあたっては、以下の方々のご協力を得ました。
リー・シーマン(委員長)、キャシー・アーチャー、チャールズ・アッシュマン、トニー・アトキンソン、キャサリン・ガイス、ジェイ・キルパトリック、エドワード・リプセット、故ダグ・ヘイヴンズ、ノリコ・ヒル、スティーブ・シャーマン、ジョン・ストローマン、ベン・トンプキンズ、ケン・ワグナー、マサミ・ペイトン、ハナコ・ジキハラ・グラブス、トム・ラング
● 各種運営委員会・グループ
ウェブサイト開発担当:チャールズ・アッシュマン、セイコ・イートン、およびショーン・コルクホーン、スティーブン・ルイス、クリストファー・ムロの3名に開発業務を委託
ウェブサイトコンテンツ編集委員会:スティヴェン・ヴェンティ(委員長)、キャシー・エベースト(英文コンテンツ担当)、佐藤綾子(日本語コンテンツ担当)
コンテンツ日本語翻訳チーム:蔦村的子、渡辺亜紀、内田順子
モデレーター:チャールズ・アッシュマン、スティーブン・カーター、田治キャサリン、ジョン・ジメット
選挙管理委員会:川辺陽子(委員長)、ウェンディ・マックブライド、トーマス・カイザー
● 他の業界団体との交流
国際翻訳者連盟 (FIT, International Federation of Translators) :1994年から準会員となっていいます。
日本翻訳連盟(JTF):JTFが開催する翻訳祭その他のイベントに、JAT会員は積極的に協力しています。
日本規格協会(JSA):翻訳・通訳の国際規格の開発作業を進めているISO(国際標準化機構)のTC37委員会の国内委員会の会合に参加するなど、情報を収集しています。
● 対外広報
翻訳団体や教育機関との情報交換に加えて、JAT会員は通訳翻訳ジャーナルに定期的にエッセイを寄稿しています。また、翻訳者志望の人々や翻訳サービスの利用者にJATをもっと知ってもらうために、同誌の2012年2月21号に広告を掲載しました。
● 財務
JATは年会費を主な財源としています。この財源の有効活用について検討することも、理事会の仕事の1つです。
● 役員の活動
JATの役員は、日々のやりとりのために理事会専用の情報交換ツール(Basecamp)を利用して、会の運営を行っています。一同に会しての理事会は年1回開催しています。
http://jat.org/news/show/jat_board_2011_face_to_face_board_meeting_minutes
理事および幹事は、本業で忙しい中、協力し合いながら手弁当で(理事会参加費等の経費は支払われるものの)日夜活動しています。JAT関連活動に費やす時間は各役員により異なりますが(1日数時間~1週間数時間)、金銭では得られないやり甲斐や充実感を味わうこと ができます。また、会員同士のネットワークに加えて、通常では経験できない貴重な人脈を築くことができます。
以上、JATおよび役員の活動の概要でした。今回の選挙には、是非多くの方に理事・監事に立候補していただきたいと思っています。わからないことは、現職の理事・監事にお気軽にご質問ください。
私も任期4年目を迎えますが、年々活動が活発になり、JATがパワーアップしているのを感じています。今後ともよろしくお願いいたします。
JAT理事長
岩田ヘレン
e-mail: [email protected]